2019年12月から、運転中の「ながらスマホ」の反則金が普通車で3倍になりました!
「ながらスマホ」を取り締まる道交法が適用されてからは、気をつけている人が多いようですがそれでも未だに取締を受ける人が後をたえません。
そこで今回は、
- 運転中の「ながらスマホ」の反則金が引き上げられるのはいつから?
- 運転中の「ながらスマホ」の反則金の金額はいくらになるの?
- 運転中の「ながらスマホ」の違反点数や罰則は?
- 罰則強化の背景
という内容でご紹介していきます。
これをチェックして、改めて「ながらスマホ」をしないように気をつけていきましょう!
運転中の「ながらスマホ」の反則金が引き上げられるのはいつから?
政府は2019年9月13日に、スマホなどを使用しながら車を走行させる「ながら運転」の違反点数と反則金を約3倍に引き上げ、懲役刑も重くするなど厳罰化した改正道交法の施行令を閣議決定しました。
施行は2019年12月1日からです。
「ながらスマホ」が癖になっている人は、「ちょっとぐらい大丈夫だろう。」という甘い考えがよぎっているのではないかと思いますが、捕まってから後悔しても遅いので今からいかなる時でも運転中はスマホを手に取らず、運転に集中するよう心がけましょう。
私も先日(2019年11月)、40km/h規制の道路で58km/h出してしまい、まんまと捕まりました。
スピードを出していた感覚はなかったので、本当に悔しい思いで罰金1万2000円を収めましたが「40km/h規制なんて知らなかった!」では済まされないのが法治国家日本なのです(泣)
運転中の「ながらスマホ」の反則金の金額はいくらになるの?
2019年12月1日から施行される運転中の「ながらスマホ」の反則金の金額は以下のとおりです。
(保持の反則金)
*保持とは・・・運転中の携帯電話での通話や画面を中止する違反
大型車:2万5000円 (施行前:7000円)
普通車:1万8000円 (施行前:6000円)
二輪車:1万5000円 (施行前:6000円)
原付車:1万2000円 (施行前:5000円)
情報参考元:埼玉県警察
上記の違反を繰り返すと、「6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金」の罰則が適用される可能性があります。
大型車に至っては反則金3倍以上の厳罰化となっております。
「大したことしてないのに捕まった!」という悔しい思いが頭をよぎるかもしれませんが、それにより多くの罪のない人が亡くなっている事を肝に銘じなければなりません。
運転中の「ながらスマホ」の違反点数や罰則は?
2019年12月1日から施行される運転中の「ながらスマホ」の違反点数や罰則は以下のとおりです。
*保持とは・・・運転中の携帯電話での通話や画面を注視する違反
*交通の危険とは・・・通話や注視により交通の危険を生じさせる違反
携帯電話使用等の違反点数(各車両共通)
保持:3点 (施行前:1点)
交通の危険:6点 (施行前:2点)
情報参考元:埼玉県警察
ちなみに、何点で免停か取り消しかなどが気になるところです。
(前歴がない場合)
6~8点で免停30日
9~11点で免停60日
12~14点で免停90日
15点以上で免許取り消し
*前歴を重ねるたびに上記よりさらに厳しくなります。
施行後は「交通の危険:通話や注視により交通の危険を生じさせる違反」に至っては、一発で免停30日をくらう上に罰金では済まされず、直ちにに刑事手続きの対象になります。
携帯電話使用等の罰則(各車両共通)
保持:6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金
交通の危険:1年以下の懲役または30万円以下の罰金 (施行前:3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金)
情報参考元:埼玉県警察
施行後の「交通の危険」は直ちに刑事手続きの対象となります。
罰則強化の背景
「ながら運転」の罰則強化の背景に、ながら運転による死亡事故が相次いだことによる、遺族らからの罰則強化を求める声があります。
同じような背景として、「あおり運転」や「飲酒運転」などが挙げられますが、今後も「あおり運転」防止のための車間距離に関する厳罰化など、心無い運転をする存在を取り締まるべく、更に罰則が強化されていくことが予想されます。
運転中の「ながらスマホ」の反則金が引き上げられる問題に関するまとめ
今回は、2019年12月1日より施行される運転中の「ながらスマホ」の厳罰化について、
- 運転中の「ながらスマホ」の反則金が引き上げられるのはいつから?
- 運転中の「ながらスマホ」の反則金の金額はいくらになるの?
- 運転中の「ながらスマホ」の違反点数や罰則は?
- 罰則強化の背景
という内容でご紹介しました。
すべての交通違反に言えることですが、その厳罰化の背景には必ず理由があり、罪もない多くの人々が交通事故により命を落としているということを重く受け止めなければなりません。
「自分の大切な人がその被害にあってしまったら・・・」という思いを忘れず、安全運転を心がけましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
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