こんにちは!リリスです。
2019年7月5日(金)公開予定の狂った映画「Dinerダイナー」。
登場人物のほとんどが殺し屋という時点で、刺激的で狂った内容であることが想像できる今作。
主演は、「狂った演技」において右に出る者がいないと称される藤原竜也様♪
予告動画での藤原竜也が言う「俺は~ここの王だ!」というセリフ回し。「デスノート」っぽいと思う方は藤原竜也をざっくり見すぎ(笑)。純粋な少年が狂っていく夜神月(やがみらいと)の狂い方とはまた一味違い、元殺し屋の玄人の狂気を感じる言い回しとなっております♪
そんな藤原竜也は客は殺し屋のみというダイナー(定食屋)「キャンティーン」の天才シェフ「ボンベロ」を演じております。そんな彼も元殺し屋で戦闘力はバカ高い!
そんなダイナーに不運にも身売りされてしまった一般女性「オオバカナコ」がウェイトレスとして働くことになり、しょっぱなからボンベロや客の殺し屋に命を狙われながら、毎日ハラハラの展開を乗り越えていくことになる物語。
客の殺し屋役の俳優陣も濃すぎる濃すぎる(笑)
キャスティングを見ただけで、映画が見たくなる!グロテスクな内容が苦手な方には不向きな映画ですが、日々の日常に刺激が足りないと感じる好奇心旺盛な方にはうってつけの、非日常感たっぷりアドレナリン大放出の映画であることは間違いないです!
そんな映画「ダイナー」の中から、今回は見た目は子供!中身は大人(中年)!という、どこかで聞いたことのあるキャッチコピーのような異色の殺し屋「キッド」について、ご紹介したいと思います。
原作やあらすじ、監督、殺し屋一覧も合わせてご紹介します。
映画「ダイナー」の原作
原作は2009年10月ポプラ社から刊行された、平山夢明著「ダイナー」。
第28回日本冒険小説協会大賞受賞。
第13回大藪春彦賞受賞。
吉川英治文学新人賞最終候補にノミネート。
2017年8月より、「週刊ヤングジャンプ」にてコミック化連載開始。連載中。
2018年5月より、ポプラ社ウェブマガジン「WEB asta(ウェブアスタ)」にて「ダイナー」の続編「ダイナーⅡ」の連載が9年の時を経てスタート。
映画「ダイナー」の簡単なあらすじ・監督
あらすじ
事務職で安月給の「オオバカナコ」は、日給30万に惹かれ闇サイトのバイトに手を出す。
そこで、ソッコー危ない状況に陥り山中で生き埋めにされる。その時とっさに発した「私料理が得意なんです。」ということでなぜか命乞いに成功。
つぎに目覚めた時、そこは色彩鮮やかなとある店の中。店主と思わしき人物がまかないを出してくれた。
カナコは命乞いに成功した代わりに、そこでウェイトレスとして働くことを強制される。
そこは、会員制のダイナー(食堂)。客は皆殺し屋。
そして、店主「ボンベロ」も元殺し屋の天才シェフである。
店の壁には8人女性の写真。歴代のウェイトレスだそうだ。
彼女たちはなんと、ボンベロや客の殺し屋たちの逆鱗に触れ殺されていった。
カナコは「9枚目」と言われてしまう。絶体絶命の中、カナコが身を守るためにとっさに取った奇策とは?
監督
メガフォンを取るのは、「さくらん」「ヘルター・スケルター」「色彩鮮やか」と言えば・・・わかりますよね?
はい正解!蜷川実花さんです。
蜷川実花さんは、舞台の巨匠蜷川幸雄さんを父に持つプロカメラマンでありながら、その才能を写真の世界だけでなく、映画の世界でも遺憾なく発揮されておられる方です。
その色彩感覚はあっぱれとしか言いようがないほど、見るものを妖艶な世界に引き込んでくれます。
監督作全般的にエロチズムが取り入れられていますが、鮮やかな映像美との融合でいやらしさだけでなく、美しさを上手に表現されているのも印象的です。
蜷川幸雄といえば、舞台「身毒丸」の演出家で演技経験ゼロの藤原竜也を発掘し大ヒットに導いた言わば、藤原竜也の芸能界の父でもあります。
2世代に渡る藤原竜也の起用も興味深いところですね。
ちなみに、今作で殺し屋「ブロ」を演じる筋肉バカ武田真治は、蜷川幸雄演出の「身毒丸」の主演を、藤原竜也が演じる2年前に演じておられます。
本郷奏多演じる「キッド」とは?
本郷奏多、全身整形の殺し屋に変貌!『Diner ダイナー』衝撃ビジュアル @DinerMovie #本郷奏多 https://t.co/W2UIT7dthC
— シネマトゥデイ (@cinematoday) April 21, 2019
“とんでもない時間と金をかけて今の姿を手に入れた。”
仕事(=殺し屋)のために骨格にまで手を出すほどの全身整形やホルモン注射により、中年ながら少年のビジュアルをしたキッドは殺し屋の中でも常軌を逸したサイコパス。
子供がおもちゃで遊ぶように殺しを”楽しむ”。愛くるしい顔でおちゃらけながらも、虎視眈々とオオバカナコの命を狙っている。
そんなサイコパスを生み出した環境も例外なく異常な環境だった。
母親も祖母も”淫売”によって、生計を立てていた。妊娠しては堕ろしてを繰り返し、医師から「子宮がボロボロで今回堕ろしたら2度と子供を産めない。」と言われやむなく産んだのがキッドだった。
はいはい。そりゃあ、サイコパスにもなりますよ!
自分の親が節操がないのは、子供の健全な精神発達に悪影響を及ぼすだけですからね!世の中の浮気夫!浮気妻!聞いてますか?子供が可愛いなら、子供をたくさん愛した上で離婚してから他の人に行きましょうね!子供の不信感を生むだけですからね!
話が脱線してしまいましたが、淫売の親から生まれたキッドが金と時間をかけて子供に戻ろうとするのは、大人の汚い性に逆行したいという潜在欲求の現れなのでしょうか?勝手な推測ですが。
ストレスコーピング(ストレス対処法)は、時にトラウマと逆行することがあるので、あながち的外れでもない気がします。
とにかく、キッドの常軌を逸したキャラクターと相反したガラスのような心の闇に注目です!
「キッド」役オファー時の本郷奏多の反応
本郷はオファーを受けた際の心境について、「『子供役の話があるんだけど』みたいに聞いて、『ん? なんだ? 意味がわかんないぞ?』と思ったんです。でも、キッドの正体を知ったら、これはぜひやりたいなって思いましたね」と振り返る。
「ものすごくここまで振り切って、狂っているキャラクターというのはなかなか出来ないことなので、役者としてはこういうキャラはとても楽しいです」と語り、本作への挑戦に俳優としてやりがいを感じているようだ。
さらに本郷は「今までに観たことにない映画になっていると思います。そして超一流のエンターテインメントであることは間違いないと思うので、ぜひ楽しみに待っていていただけたらいいなと思います」と公開に向け、期待をあおるコメントを寄せた。
引用元:シネマトゥデイ
その他の殺し屋も個性派揃い♪
殺し屋一覧↓
- 窪田正孝(スキン)
- 本郷奏多(キッド)
- 武田真治(ブロ)
- 斎藤工(カウボーイ)
- 佐藤江梨子(DD)
- 金子ノブアキ(ブタ男)
- 小栗旬(マテバ)
- 土屋アンナ(マリア)
- 真矢みき(無礼図)
- 奥田瑛二(コフィ)
みんな素敵に狂っておられます♪
まとめ
今回は、2019年7月5日公開予定の超絶に狂った映画「ダイナー」より、殺し屋の中でも圧倒的に常軌を逸したキャラクター「キッド」を中心に、あらすじや監督、その他の殺し屋についてご紹介させていただきました。
また、心惹かれる殺し屋が見つかり次第追記、もしくは新たに記事にしたいと思います。
今夏、ハートフル映画では飽きたらない、刺激を求める貴方へ♪
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