2019年7月、今村夏子さんの「むらさきのスカートの女」が第161回芥川賞を受賞しました。
そこで、今回は
- 今村夏子の出身高校や大学はどこ?
- 今村夏子のプロフィールや経歴・受賞歴は?
- 今村夏子の結婚していて子供はいる?
- 今村夏子の作品ってどんなものがあるの?
という事が気になったので、調べてみました!
今村夏子の出身高校や大学はどこ?
高校は広島県内、大学は大阪の大学を卒業されたそうですが、学校名は公表されていませんでした。
大学を卒業後は大阪で、契約社員やアルバイトとして、新幹線やホテルの清掃業務をしていたそうです。
その理由は、
パソコンをうまく使えないし、接客が苦手だったから。
だそうです。
社交的でないところに作家さんの気質を感じさせますね。
そんな今村夏子さんですが、29歳のある日、職場で「あした休んで下さい」と言われ、帰宅途中に突然、「小説を書こう」と思いついたそうです。
作家ってなんとなくかっこいいと思って。
なんとなくで始めた作家としての活動で、これほどまでに少ない作品数で数々の賞を受賞されるのですから、非凡な才能があったのは言うまでもありません。
「作家ってかっこいいし、小説を書いてみたい♪」と思う、私のような凡人は星の数ほどいるのですから。
今村夏子さん以前は漫画家になりたかったそうですが、絵を描くのが苦手らしいです。
絵の上手い下手も、才能に左右されるところが大きいですからね。
私も絵を描くのは苦手なので、得意な人を見ると憧れてしまいます(笑)
今村夏子のプロフィールや経歴は?
以下のように、受賞したニュースを写真で撮影された方もいらっしゃいました。
次に、今村夏子さんのプロフィールと経歴・受賞歴をご紹介します。
今村夏子のプロフィール
生年月日:1980年2月20日
出身地 :広島県広島市安佐南区
デビュー :2010年「あたらしい娘」(こちらあみ子)
年齢:39歳(2019年7月時点)
今村夏子の経歴と受賞歴
- 広島県内の高校を卒業。
- 大阪の大学を卒業。
- 大学を卒業後は大阪で、契約社員やアルバイトとして、新幹線やホテルの清掃業務を行う。
- 2009年、29歳で作家としての活動を開始。
- 第26回太宰治賞(2010年)受賞。(処女作「あたらしい娘」)
- 第24回三島由紀夫賞(2011年)受賞。(「こちらあみ子」)
- 河合隼雄物語賞(2017年)受賞。(短編集「あひる」)
- 第39回野間文芸新人賞(2017年)受賞。(「星の子」)
- 第161回芥川龍之介賞(2019年)受賞。(「むらさきのスカートの女」)
情報元:AERA dot.
大学卒業後に清掃業を行っていた理由は、
パソコンをうまく使えないし、接客が苦手だったから。
だそうです。
社交的でないところに作家さんの気質を感じさせますね。
そんな今村夏子さんですが、29歳のある日、職場で「あした休んで下さい」と言われ、帰宅途中に突然、「小説を書こう」と思いついたそうです。
作家ってなんとなくかっこいいと思って。
なんとなくで始めた作家としての活動で、これほどまでに少ない作品数で数々の賞を受賞されるのですから、非凡な才能があったのは言うまでもありません。
「作家ってかっこいいし、小説を書いてみたい♪」と思う、私のような凡人は星の数ほどいるのですから。
今村夏子さんは、以前は漫画家になりたかったそうですが、絵を描くのが苦手らしいです。
絵の上手い下手も、才能に左右されるところが大きいですからね。
私も絵を描くのは苦手なので、得意な人を見ると憧れてしまいます(笑)
処女作「あたらしい娘」が、2010年に新人作家の登竜門と言われる太宰治賞を受賞。
今村夏子さんの一番好きな作品は、太宰治の「燈籠」だそうですので、太宰治賞をもらったときはうれしかったそうです。
しかしデビュー作が華々しい評価を受けると、各出版社から執筆依頼が殺到し、そのプレッシャーから、しばらく書けない時期が続いたそうです。
今は特に書きたいことがない。
と、新作の発表もなく半ば引退状態に。
書いていて楽しくなくて眠くなる、の繰り返しでした。
後に今村さんはそう語っています。
その後、数年のブランクを経て発表した「あひる」「星の子」は芥川龍之介賞候補に挙がるも落選してしまいます。
2016年に発表した「あひる」が第155回芥川賞にノミネートされた際は、記者会見でこんな感想を言っていました。↓
「びっくりした。こんなの読む人がいるんだ」
こういう発言が出るという事は、裏を返せば、世間の関心を気にせずに自分の書きたい事を書けているという事なのではないでしょうか?
売れる事を想定して小説を書くような作家の作品よりもこんな考えの持ち主の作家さんの作品を読みたいと思ってしまいます。
そして、今回2019年に「むらさきのスカートの女」が第161回芥川龍之介賞を受賞しました。
ちなみに芥川賞や直木賞って何?と思い調べてみると、
芥川賞 | 純文学(芸術性に重きをおいた作品)の新人に与えられる文学賞。 |
直木賞 | 無名または新人、中堅作家による大衆小説作品に与えられる文学賞。 |
という概要のようです。
太宰治さんの作品が好きな今村夏子さんですが、芥川竜之介の作品はあまり知らないそうです。
今村夏子の結婚していて子供はいる?
AERA dot.の記事によると、
- 2013年に結婚。
- 2017年2月に女の子を出産。
現在は2歳の娘さんの子育てをしながら、朝の2時半には起きて、毎日5時間はパソコンに向かう日々を送っているそうです。
2時半は朝ではありません(笑)。夜中です。
なんて早起き&ストイックなんでしょう。
今村夏子の作品一覧
- 『こちらあみ子』(2011年1月・筑摩書房、2014年6月・ちくま文庫)
「こちらあみ子」 – 『太宰治賞2010』に「あたらしい娘」の題で収録
「ピクニック」 – 書下ろし
「チズさん」 – 書下ろし、文庫版のみ収録 - 『あひる』(2016年11月・書肆侃侃房、2019年1月・角川文庫)
「あひる」 – 文学ムック『たべるのがおそい』vol.1
「おばあちゃんの家」 – 書き下ろし
「森の兄妹」 – 書き下ろし - 『星の子』(2017年6月・朝日新聞出版) – 『小説トリッパー』2017年春号
- 『父と私の桜尾通り商店街』(2019年2月・角川書店)
「白いセーター」 – 文学ムック『たべるのがおそい』vol.3
「ルルちゃん」 – 『文芸カドカワ』2017年12月号
「ひょうたんの精」 – 『文芸カドカワ』2017年10月号
「せとのママの誕生日」 – 『早稲田文学』増刊女性号
「モグラハウスの扉」 – 書き下ろし
「父と私の桜尾通り商店街」 – 『文芸カドカワ』2016年9月号 - 『むらさきのスカートの女』- 朝日新聞出版2019年
以下、「むらさきのスカートの女」の紹介文です。
近所に住む「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性が気になって仕方のない〈わたし〉は、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で彼女が働きだすよう誘導する。『あひる』『星の子』が芥川賞候補となった話題の著者による待望の最新作
今回の「むらさきのスカートの女」の芥川賞の選考について、選考委員の小川洋子さんのコメントを以下に引用しました。
今村夏子さんは狂気にとどまらず、それを突き抜けた先にある哀れさを描ける人。
最初の投票から過半数を占め、文句なしの決定だった。
今村夏子さんは、小川洋子さんのことを「ずっとあんなふうに書いていけたらすてき」と話し、「神様みたいな人」と尊敬しているそうです。
ちなみに、2017年に河合隼雄物語賞を受賞した作品「あひる」は、オードリーの若林さんがをアメトークで「センスがみずみずしくてすごい新鮮。初めておぎやはぎの漫才をみた感覚」と絶賛していました。
◆◆父と私の桜尾通り商店街 / 今村夏子/著 / KADOKAWA
今村夏子のまとめ
今回は2019年7月に第161回芥川賞を受賞された今村夏子さんについて、
- 今村夏子の出身高校は広島県の高校で、大学は大阪。
- 今村夏子のプロフィール・経歴・受賞歴。
- 今村夏子は2013年に結婚、2017年に女の子を出産して、現在子育て中。
- 今村夏子の作品一覧
という事を中心にご紹介しました。
まだ作家としてのキャリアも浅いながら、出す作品のほとんどが受賞作品である新進気鋭の作家・今村夏子さん。
今後の作品にも一層期待が高まります。
2歳のお子さんの子育て中ということで、お子さんに一番手がかかる時期だと思います。
家庭を優先しつつ無理のない範囲で次回作を執筆してほしいですね。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
コメント