突然の胃痛!機能性胃腸症の辛い痛みを最短で治す方法と日頃の予防法とは?

こんにちは!リリスです。

突然の胃の激痛!辛いですよね。

私も元々胃が弱いタイプのようで、2~3か月に1回はのたうちまわるような胃痛に悩まされております。

私の場合、胃に病変のない機能性胃腸症(機能性ディスペプシア)という症状でした。

7年ほど前から定期的に(ひどい時は、毎月のように)胃痛に悩まされるようになった私が、結局のところ何が1番治すのに効果的か、また胃痛を予防するために何を調べ実践しているかをつづります。

(重要)*このサイトに載せている方法は、私が独自に判断し実践したことですので、ご自分で実践される場合は自己責任でお願いいたします。胃痛を解消・予防するには、まず医療機関を受診し、適切な検査・診断を受けて自分の胃痛の原因を正しく知ることが第一です。

突然の胃痛!機能性胃腸症の症状と治療方法

私は7年前より数か月に1回突然の胃の激痛に悩まされています。

激痛が起きるときのパターンは決まっています。

食後数時間後に胃に鈍痛を感じ、徐々にその痛みは強くなり、じっとしていられないほどの激痛になり、のたうちまわった挙句、数時間~十数時間後におさまります。

それはそれは嘘のように痛みが消えます。

その後、痛みが消えたからと言って私は普通に食事をとります。するとどうでしょう。数時間後にまたあの悪夢の時間が始まります。

胃カメラも3回飲みました。いずれも、病変はなし。「胃炎のあとがありますね~」程度。私の胃痛の原因は、明らかな病変のない「機能性胃腸症(機能性ディスペプシア)」だったようです。

1度目の胃カメラではピロリ菌が見つかり除菌も成功しましたが、胃痛がなくなることはありませんでした。頻度が下がったわけでもありませんでした。(ただし、ピロリ菌が原因の胃痛を起こしている人は除菌により嘘のように胃痛に悩まされなくなると聞きます。ピロリ菌の除菌については下部“胃痛を予防するために実践したあれこれ”参照)

3度目の胃カメラの時は、その前に超音波検査で医師が「あ~胃が腫れてるね~」と言っていました。胃の動きが悪く、むくんでいたようです。確かに、胃が痛いときにお腹を触ると胃のあたりがあきらかに出っ張っていました。

医師から処方された薬を飲んでも、胃痛の頻度が下がることはなく、途方に暮れていました。

突然の胃痛!結局のところ最短の治し方とは?

 

そんなことを繰り返してるうちに、私はこの苦しみを最短で治す方法を見つけました。

その方法とは・・・

いたってシンプルです。

2~3日食べないことです。

食べないということは、固形物を一切とらないということです。

胃痛が起きた後2~3日は水分のみで過ごし、その後おかゆやスープ系、プリンなどを少量ずつ食べて、胃痛が起きないか様子をみながら少しずつ普通の食事に戻していきます。

(水分なら大丈夫だろうとお酒を飲んだらその夜苦しめられましたので、お酒は控えたほうが良いと思います。私の場合、お酒ではない炭酸なら痛くなりません。)

消化器の病気で入院した人は多くがまず絶食になり、水分補給&栄養補給は点滴になります。そうやって消化器を休ませてあげることが最良と言われています。胃を休ませてあげることにより、いち早く胃の粘膜を修復し胃の血流が戻って蠕動運動(消化運動)を回復させてあげることができるのです。

ただし、人間が生命を維持する上で水分はとても重要です。食事がとれない分脱水症状のリスクが高くなるので、水分をとることは忘れないでください。

私はこの方法で、突然の胃の激痛に襲われても、最初の数時間辛いだけで、何日も何日も辛い思いをしなくてすむようになりました。

もし、あなたが突然の胃の痛みに襲われるようなことがあれば、結局のところこれが私が試したベストな方法だったので、ぜひ試してみてください!

でも辛い胃痛。できれば2度と起こってほしくないものです。



胃痛を予防するために実践したあれこれ

  1. 胃カメラ検査を受ける
  2. ピロリ菌の除菌をする
  3. 医師から処方された薬を飲む
  4. 胃痛に効くとされるお茶(センブリ茶)を飲む
  5. 胃を温める
  6. 暴飲暴食を控える
  7. 適度な運動
  8. ストレスをできるだけ減らす

胃カメラ検査を受ける。

私は今まで、胃カメラ(胃内視鏡検査)を3回受けました。

最初に胃痛で医療機関に駆け込んだのが7年ほど前。

近所の消化器内科クリニックでした。

「じゃあ胃カメラを飲みましょう。」

直近の予約は埋まっていたため、2週間後に胃カメラの予約を取り検査に臨みました。

検査の結果、病変は無し。「胃炎の後がありますね~」と言われただけ。

その時、胃の組織を取って検査に出し、後日ピロリ菌がいることが判明!

1回の治療で除菌に成功したものの、胃痛の頻度は変わらず。

次の年、別のクリニックでまた口から2回目の胃カメラ→病変無し。

また次の年、「もう絶対に口からは嫌だ~耐えられない~」と、別のクリニックで鼻から3回目の胃カメラ→病変無し。鼻からのほうがまだラクだったけど、3年連続で胃潰瘍も胃がんも見つからん。医師に「あの~私、機能性胃腸症(機能性ディスペプシア)ですか?」と聞いたら、「あ~そんな名前で呼ばれてますね。そうだと思います。」と言われました。

本当につらかった胃カメラ!病気じゃないなら、当分飲まんぞ!!と思いました。

*医療機関によっては鎮静剤で眠らせてもらい、眠ってるうちに検査をしてくれる所もあります。

ピロリ菌の除菌をする

1回目の胃カメラ検査の際に見つかったピロリ菌。

私の場合、胃カメラを飲んだついでに組織を取って検査を行いましたが、胃カメラを飲まなくてもピロリ菌の有無を調べる方法はあります。

  • 抗体測定(血液や尿を採取して調べる方法)
  • 尿素呼気試験(袋に息を吹き込んで調べる方法)
  • 便中抗原測定(便を採取して調べる方法)

ただし、ピロリ菌の検査や除菌療法の必要性があるかどうかは、医師に相談してください。

また、ピロリ菌の感染があった場合、除菌療法の対象になる病気があるか胃カメラ検査での診断が必要となりますので、ご注意ください(結局胃カメラやるのね)。

(ピロリ菌の除菌方法)

  1. 1種類の胃酸を抑える薬と、2種類の抗菌薬の計3剤を1日2回7日間服用。
  2. 4週間以上経過してから、除菌できたかどうか検査を受ける(抗体検査の場合は6ヶ月後)。
  3. 除菌できなかった場合は、2種類の抗菌薬のうち、1つは初回とは別の薬に変えて、再び7日間除菌療法を行う。

1回目で除菌療法の成功率75%、最近では90%とする報告もあります。

1回目で失敗しても、2回行えばほとんどの場合成功すると報告されています。

私は、幸い1回で除菌に成功しましたが、胃痛の頻度が変わることはありませんでした。

医師から処方された薬を飲む

機能性胃腸症とひとことに言っても、医師によって処方する薬は様々です。

私の場合、

1件目→六君子湯(りっくんしとう)という漢方薬→苦くて続けられず

2件目→ストロカインという胃粘膜局所麻酔薬→効かなかった

     ガスター20という胃酸を抑える薬→たまに効いた気がした

3件目→ガスモチンという胃腸の運動を活発にする薬→小粒で飲みやすい

私にはガスモチンが飲みやすく、私の胃痛の特徴である胃の動きが悪いという状態を1番予防しやすいと感じました。

機能性胃腸症の症状は人それぞれ違うため、医師と相談し自分に合ったお薬を見つけてください!

胃痛に効くとされるお茶(センブリ茶)を飲む

テレビのバラエティ番組などで、罰ゲームに使われることでおなじみの「センブリ茶」。

古くから「当薬」「苦当薬」などとよばれ、胃痛に効く民間療法として親しまれてきました。

私も結局こういう昔からの言い伝えみたいな方法が1番効くのでは?と、ドラッグストアへ行きティーバッグタイプのセンブリ茶を購入。

これが本当に、ほんっとうにっ!苦くて(泣)!一気に飲み干さないと猛烈な吐き気に襲われます。数か月がまんして飲み続けたけど、効き目をまったく感じないので断念。

胃を温める

私の胃痛の特徴「胃の動きが悪くなる」に着目。

胃の動きが悪いということは、胃の血流が悪くなっているということです。確かに、胃の調子が悪いと感じるときに胃のあたりを触るとほかの部位より冷たく感じました。

それなら、温めればいいじゃん!てことで、

  • 湯たんぽやホッカイロを当てる
  • 腹巻をする
  • なるべく毎日湯船につかる(ぬるめのお湯に長く浸かり、体の芯まで温める)
  • 冷たいものの食べすぎ飲みすぎに注意する
  • 生姜など体を温める食材を意識的にとる

などを日常的に実践しています。これらは胃痛の予防になるだけでなく、全身の血流を改善することで、免疫力アップ&美容にも効果的なため、ぜひ日々の生活に取り入れていただきたいです。

暴飲暴食を控える

これは、昔からよく言われている当たり前のようなセリフですが、暴飲暴食にも個人差があると私は考えます。

私は小学生のころから、朝はぎりぎりまで寝ているタイプだったため、朝食を食べない習慣がついてしまい、それから約30年間朝食を食べない生活をしています。夫や子供のご飯は用意しても、私は牛乳やカフェオレのみ。食べてもせいぜい、パンを1口~2口程度です。

そんな私が、珍しく朝からがっつり食べてしまい、昼も夜もしっかり食事をとると、胃の働きが追いつかなくなるのかたいてい胃痛に悩まされます。

胃腸の健康のためにも、3食きちんととることを推奨する情報は多々ありますが、長年1日2食で生きてきたこの体に3食はむしろ「暴食」であると感じました。

もちろん、1回の量を減らして小分けにして食べたり、消化に良いものを食べたりなど、暴飲暴食の予防方法は人それぞれだと思うので、自分に合った取り入れ方を探してみてはいかがでしょうか。

適度な運動

「胃を温める」の項目とかぶりますが、胃を温めるという意味で適度な運動は最も効果的であると私は思います。

ホッカイロやお風呂で体を温めるより、全身の筋肉を動かすことで筋肉の収縮がポンプの役目をはたし血液の循環がよくなるので、芯から体を温めることができます。

私は元々、出不精でめんどくさがり屋なので、近所の運動好きの友達にサイクリングやウォーキングに連れ出してもらうようお願いして、なんとか楽しく運動を取り入れています。

ストレスをできるだけ減らす

私が2~3か月に1回のたうちまわるような胃の激痛に襲われるようになったのは、2012年頃からです。

その頃は、手に職をと一念発起して社会人から資格を取るため専門学校に入学した頃でした。元来勉強(特に座学)が大嫌いな私は知らず知らず、ストレスを抱えていたようです。

元々胃が弱くない人でさえ、ストレスで胃が痛くなるというのは良く聞く話です。それくらい、ストレスと胃痛は密接な関係にあります

とはいえ、そう簡単にストレスなんて解消できるものではありません。カラオケや映画鑑賞など、趣味に没頭することで上手に解消できれば良いのですが、ストレス社会の現代においてそれで解消できれば苦労はしないよ!という人は多いと思います。個々の性格や気質によってもストレス解消の難易度は変わってくるし、へたすれば自分が胃痛を起こすほどのストレスに晒されていることを自覚できない人もいます。

そこで、自分はストレスを抱えているのか、どんなことにストレスを感じているのかを客観的に意識的に捉えることが、ストレス解消の第一歩になります。

真面目な性格の人ほど、「石の上にも3年だから、そんな簡単に職場を変えてはいけない。」「今この場から離れたら、逃げたと思われるのが悔しい。だから耐えなきゃいけないんだ。」「私が辞めたら、ただでさえ人が少ないのに残された人に迷惑をかけてしまう。」と自分に言い聞かせて、ストレスを溜めこみやすいのではないかと思います。

しかし、私は体と心を壊してまでやらなければならない仕事って、実はこの世にほとんどないと思っています。冷たい言い方をしてしまえば、あなたがいなくなればほかの誰かがやるだけのことです。人が少なくても少ないなりになるようにしかならない。

子の産みの母親はこの世に一人だけど、社会の一員として考えたら、代わりはいくらでもいるのです。だから、ストレスを減らすために職場を変えることは、悪いことではない。自分なりに解決策を模索して、解決するよう努力しても改善しないなら、環境を変えることはとても前向きな考えだと思います。

学校生活や地域のコミュニティ、ママ友等にも同じことが言えると思います。自分を振り返り、自分の落ち度がなかったか考え、その集団において真摯に向き合う努力をしてみて、それでもうまくいかず辛いようでしたら、思い切ってそこから離れることが最良のストレス解消になると思います。人に対し誠実に向き合う姿勢さえ忘れずにいれば、おのずとわかってくれる理解者はあらわれるはずです。



機能性胃腸症の痛みを最短で治す方法のまとめ

今回は、突然胃痛に襲われた時にその痛みを最短で治す方法を、個人の実践結果を元にあくまで一般人の視点でご紹介しました。

つらい胃痛に悩まされたら、まずは医療機関を受診し、その原因を知ること。

原因がわかったら、自分に合った治療法を見つけること。

自分に合った予防方法を見つけ習慣化していくこと。

機能性胃腸症の胃痛で悩まれている方々へ少しでも参考になれば幸いです。

私は、上記の様々なことを試していくうちに徐々に胃痛の頻度は減りましたが、なんせ胃痛歴うん十年のベテラン(笑)まだ、「そういえばもう何年も胃痛が起きてない♪」と言えるまでにいたっておりません。そのため、引き続き新しい情報を得られたら更新・実践してまいりたいと思います!

 

 

 

 

 


コメント

  1. けちゃん より:

    こんにちは!私も10年前から全く同じ症状に悩まされています!
    医院から大学病院まで、10ヶ所ほどの内科・消化器内科にかかり、胃カメラもエコーも何回やったことか……「分かりません」と医者に繰り返される度に、つらくて、帰りみちで涙が出ました。調べても調べても症例がないし………なので、ここまで同じ方がいるなんて、驚きました。

    私は夕食後の夜中〜朝にかけて疝痛発作(と呼んでいます)が起こることが多いです。頓服でブスコパンが処方されていますが、効き目はイマイチ分かりません。発作時にブスコパンの筋肉注射を打ってもらうとスッと痛みが引いたこともありますが、1時間ほどでぶり返したりもしたので、わざわざのたうち回りながら夜間外来に行って徒労に終わるなら……と最近は病院すらおっくうです。
    朝方、朦朧とする中で地獄の痛みが引いていくと、数日は胃の重さがあります。発作時までとはいかないまでも、胃が硬くなっているのが分かり、重苦しい感じです。
    私も2日間は必ず絶食をします。本当に何から何まで同じなのですが、その2日の間にうっかりオニギリ1つでも食べようものなら、またあの地獄に苦しめられます。

    私の場合、油ものが引き金になることが多かった気がします。唐揚げ1個で発作が起きたこともありました。実証はなくとも、怖くてもう何年も油ものをとっていません。原因もボーダーラインが分からないので、過剰に予防するしか策がないんですよね……。
    スナック菓子や洋菓子は食べられなくなったので、和菓子に目覚めました。

    それから、いくらヘルシーな食べ物でも絶対に満腹にならないように気をつけています。
    便秘も酷いので、これもコントロールを頑張っているところです。

    私も、この症状が起こり始めたのが、はじめて一人暮らしをし始めて、生活環境が一変した頃からでした。その頃はまだ制限なく食べていましたが、ブラックな会社への就職と同時に症状は酷くなり、先述のような制限をせざるを得なくなりました。
    今は、六君子湯(慣れれば意外と平気です笑)で様子見しながら、生活しています。家族の都合で数年ぶりに実家生活をしているせいか、それとも食生活か六君子湯で内臓が整ってきたのか?今まででいちばん、発作のスパンが長いです。

    長々と書いてしまいすみません。本当に、ここまで似た症状を見たのが、この10年で初めてだったので。
    どうぞお大事になさってください。

    • リリス より:

      けちゃんさん!コメントありがとうございます。
      私もここまで症状が似た方を知ったのは、初めてです。

      やはり、六君子湯なんですね。この手の漢方は飲み続けてこそ効果を発揮するものなのでしょうが、私はどうも吐き気を催してしまいだめでした。でも、かかりつけの内科の先生も機能性ディスペプシアには唯一効果のある漢方みたいなこともおっしゃっていたので、いよいよの時は頑張って飲み続けてみたいと思います(泣)

      あと、私の職場の先輩で少し似たような症状が出る方がいるのですが、職場(病院)の医師に疝痛時、ブスコパンを静脈点滴してもらうそうなのですが、やはり点滴が終了すると同時くらいにまた痛くなるそうで、私は試していません(笑)

      私も今のところベストな対処法は、痛みが出たら数日食べない事ですが、元来食い意地がはっているので食べ物をおいしく食べるためにも、運動や温活などで胃の血流を改善するための習慣を身につけていきたいと思います!

      同じ悩みを持つ方と、話題を共有できてうれしいです。コメントありがとうございました!
      また、その後の進展などありましたら、いつでもコメントお待ちしております!

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